会長挨拶

会長

活 動 方針

~大切にしたいのはヒューマニズム~


会長 森川 良三


多くの人がうわっ面だけの流行語を、ひとつ覚えみたいに使いまくって、ブームが去ると、また別の流行語を使う。個々の意志が何処にあるのか?同じ事、同じ台詞しか言わない、顔を失くした大人たちが多くなってきているように思えます。・・・(個性の喪失)

また、ITの進歩がもたらしたものは何であったのでしょうか? 若い頃の実体験が意味をなさなくなり、後に続く人達の行動規範とはならず、 急激な価値観の変化に追いつく事も至難の技、事業であれ、家族のしきたりであれ、教育であれ、これまで大切にしてきたものの継承を断念せざるを得ないようになってきました。そんなつまらない時代になってしまいました。

本年度の大和ロータリークラブは、データ重視の評価や機械的な評価や、割り切って余りのないものの考え方や、上手に気をつかうお利口さんばかりの集まりにはしたくないと考えています。機械にばかり左右されるのではなく、もっと人間的な情義に基づいた団体になればと思っています。最も大切にしたいのは、ヒューマニズムです。

どうも生きづらい世の中になったものだと思います。昭和の時代『明日はもっと良くなる』と信じ、活力溢れる日常を送ってきた我々も、今や、ささやかな希望ですら見つけられずに疲労しているように思えます。

そんな中、本年度RI会長は、世界に希望を創造するとしたスローガンを掲げられました。戦争や疫病、災害、難民等、世界の惨状の背景から、今もっとも必要なのは希望!!としたのであろうと思います。全く異存はありません。その主旨に従って、我々、大和も今年度一年、希望を維持できたらいいですね。

【例会のあり方】
今は、デジタル社会に移行する過渡期にあると考えます。ただし、当クラブは年齢による適応力が異なるため、まっしぐらにデジタル化を進めようとは思っていません。
デジタル化により、ついて行けない人たちの疎外感を出来るだけ取り除き、デジタル化により、役割負担が過剰になる人たちの負担軽減を考慮し、我々の原点を改めて回帰すべく、ヒューマニズムを中心に据え、例会を展開してゆくつもりです。

【例会指針】
・考える例会
・嬉しい事、成功、失敗に関わらず、達成感を共有する





ページトップへ